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花束みたいな恋をした評論(20)
どこかうらさびしいような、きつねにつままれたような…。
ふたりの出会いは飾りっ気なく魂が出会うようで観ていてドキドキした。
共通点の多いふたりが意気投合するだけじゃなく、相手の気持ちを細やかに慮りながら一緒になっていく描写はほんとうに美しかった。
なのに、ラストに向かってホラー化する(笑)
相手のことをどんどん受け入れられなくなっていく。
相手の変化、自分の変化も受け入れなくなっていく。
別れをごくごく簡単に選ぶ。
自分も若い頃、こんな別れがあったような気がしてきた。
軽い。別れが、耐えられないほど軽い。
傷が大きくなる前に、戻れなくなる前に別れた、というべきか。
賢い選択なのか、人間的な成長を放棄したというべきなのか。
不思議な後味はどうもそのあたりのようだ。
坂元裕二脚本。なんとなく納得した。
ずっと続いていくと思っていたけれど‥
良い恋愛ストーリー。
二十代にはめちゃささるんだろうなぁ
じんわり染みました。
そして2人の出会いから始まっていく。訳がわからないところから本編が始まるという点では洋画のようで、最後まで観ないとその理由がわからない。
終電を逃した2人が居酒屋で過ごすという偶然から、一見「恋愛あるある」の王道をたどっていく展開。そう感じつつも、序盤からスクリーンに釘付けになっている自分がいた。
題名通り、手元がリボンで束ねられている「花束」のような物語。花束の花は一本一本、各々のペースで枯れていってしまう。本作で言えば、花は一つ一つのエピソード。2人の5年間(21歳から26歳まで)のやり取りを、一つ一つ丁寧に描いているため、数々の場面がリアルに心に残り、そのエピソードが飽きることなくどんどん束ねられていく。
恋とは言え、現実は楽しくて美しいことばかりではない。
そんな様々なリアリティのあるエピソードで構成される『花束みたいな恋をした』は、「切ない」ではなく
「面白かった!」という感想が出てくる作りとなっているのが大きな魅力。
例えば、絶妙なタイミングで2人の親が出現するシーンは笑ってしまう。他にも予想外のサプライズがタイミング良く出てくるので、「ラブストーリー映画は苦手」という方でも挑戦してみて欲しい。一見、王道っぽい感じでも本作は脚本が秀逸で、従来の作品とは一線を画している名作なので。
主演の菅田将暉と有村架純は驚くほど息がぴったりで、作品の質を大いに左右する難しい役どころを完璧に演じている。
単純なラブストーリーなど書かないと思ったから。
でも、ジェットコースターのような上がり下がり落ち着く、恋愛という時間。
生きていく、又は生きていかせる為にしなければいけないこと。
それでも忘れられないあの日々。
埋め合いたかった言葉たち。
学生の時に出会っていたらきっと理解出来なかった作品でした。
でももう私も学生ではなく、学生気分でいられるわけでもなく、でも学生気分のつもりでもなくて、、。
私は今の私そのものを観ているようでした。
きっと、誰もが一度は経験する道なのでしょう。
そしてその道を共に歩いた人のことは一生忘れられないのでしょう。
道を歩き続けても、違う道を歩き始めても、間違いではない。
私も、「私たちの道」を考え直したいと思いました。
ネタバレはしません。
でも、必ず観て欲しい作品です。
でも、本作は見てみれば、「かなりの直球」ながら、「思いっきりエッジの効いた作品」で、私は「ラブストーリー映画に新たな名作が誕生した!」とさえ思っています。
まず、連ドラ全盛期から今に至るまでヒットドラマを作り続けている坂元裕二が珍しく映画の脚本を手掛け、一つ一つのセリフから細かい描写に至るまで冴えまくっています!
しかも、物語にリアリティーをより持たせるために、2015年から2019年の社会を彩ったカルチャーの分野における「実名」を出しまくり、それもかなり効果的で主人公らの時間の流れを自然に感じさせてくれます。
想像以上に考えられた構成で描写も細かいので、2回見た方が出来の良さを、より実感しやすいと思われます。
本作は、まず2020年から始まります。ただ、その後すぐに本題の2015年から2019年までの5年間の物語に移ります。
「罪の声」の演出が光っていた土井裕泰監督が本作ではモノローグ(登場人物が心情や考えを述べるセリフ)も効果的に使って坂元裕二脚本を巧みに映像化しています。
そして、ほぼ順撮りで撮っていることもあり主演の菅田将暉と有村架純の演技が、表情やしぐさ等、非常に上手く、珍しくマイナス要素が見当たらないくらいの完成度になっていました!
本作は主演2人の恋愛模様を中心に追いかけていくので、構造としては昨年の又吉直樹×行定勲監督の「劇場」に近いものがあるのかもしれません。
ただ、「劇場」はかなり観客を選ぶ作品でしたが、本作は「趣味趣向が驚くほど似ている、一般的な2人」という設定で万人受けしやすい作品だと思います。
ここまで趣味趣向で似た者同士の2人が、学生から社会に出る過程で何がどのように変化していくのか。これは、なかなか興味深い物語でした。
ちなみに、本作の舞台は東京です。ただ、「実名」の一つに、「さわやか」という「静岡県」の超有名な炭焼きハンバーグ店が出てきます。劇中で「新幹線に間に合わない」というセリフは出てきますが、それだけだと分かりにくい箇所なので、この「静岡県」の「さわやか」というハンバーグ店の名前だけは覚えておいた方が、より最後まで楽しめると思います。