韓国映画界を代表する俳優ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演し、飛行機内で発生したウイルステロの恐怖を描いたパニックスリラー。飛行機恐怖症のパク・ジェヒョクは娘とともにハワイ行きの航空機に搭乗するが、離陸後まもなく乗客が相次いで謎の死を遂げ、機内はパニックに陥る。一方、地上では飛行機を標的にしたウイルステロの犯行予告動画がネット上にアップロードされていた。捜査に乗り出したベテラン刑事ク・イノは、その飛行機が妻の搭乗した便だと知る。テロの知らせを受けた国土交通省大臣スッキは、緊急着陸のため国内外に交渉を開始。副操縦士ヒョンスは乗客の命を守るべく奮闘するが、機体はついに操縦不能となり急降下していく。刑事ク・イノをソン・ガンホ、乗客パク・ジェヒョクをイ・ビョンホンが演じ、「殺人者の記憶法」のキム・ナムギル、「シークレット・サンシャイン」のチョン・ドヨンらが共演。監督・脚本は「ザ・キング」のハン・ジェリム。
非常宣言評論(13)
危機感あふれる中でも家族愛が際立つ。
2時間ちょっとの間なのに、すごい勢いで何度も波の如く押し寄せては引く難所にぶち当たっては皆で一喜一憂する。
その合間を縫うように、誰かは誰かのために命をかけた挑戦をしたり、誰かはあの日の自分と闘う。
おかげで観ているこちらもハラハラしっぱなしで、気持ちの浮き沈みが激しくなり全く気が抜けない!
試写会後のアフタートークでは、立田さんがパニック映画でも韓国ならではのエモーショナルな人間ドラマを入れることで、感情移入しやすい、身近に感じやすいという効果があるとお話しされていたことにとても納得しました。
是非劇場で見てほしいです。
パニック映画のすべての要素がつまっている娯楽映画としてみてたほうが面白いです。
この映画を是とするか非とするか考えて下さい。
韓国からホノルルに向かう航空機内で発生したバイオテロの顛末を描く。地上で犯人の情報を求めて東奔西走する刑事と、航空機に乗り合わせた乗客を2人が演じている。
危機に直面した政府の対応や家族を含めた国民の反応、着陸許可を求められた他国の対応など、非常にリアルでいかにもありそうだなと思った。リアルすぎて、飛行機に乗るのが怖くなってしまうかも……。
タイトルの『非常宣言』について、映画本編の前に字幕で解説がある。そのとおりに理解して観ると、「あれれ……?」となってしまうかも。どうなんだろうか。