世紀の楽団
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
二十世紀少年読本
プロット
日本
11月23日 1989 台灣上映
シロタ家の20世紀
プロット
日本
09月27日 2008 台灣上映
世紀の取り引き
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
ヴィクトリア女王 世紀の愛
プロット
イギリス・アメリカ合作
12月26日 2009 台灣上映
20世紀ノスタルジア
プロット
日本
07月26日 1997 台灣上映
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21世紀の資本評論(20)
現在も貧富の格差が問題とされていますが、これは18世紀のフランスとそっくり。1%の貴族が7割の財産を保有する構図にしろ、何ら変わっていないのだ。皮肉なことに戦争による破壊によって富の再分配が成功して、日本でも一億総中流階級なる言葉があったように格差は縮小していた時期があったことを再認識。
金持ちか貧乏か。決めるのはただついているかどうか。金持ちは単にラッキーだったからであって、努力の賜物ではないとする論。権力者が言う“トリクルダウン”なんて全て失敗に終わってること。金持ちと権力者は結び付きやすいものだったり、ITで儲けている企業はタックスヘイブンを使って税金を払ってないとか、まるで18世紀における貴族が税金を払ってない状態に戻りつつある現実。どうにかしないと、奴隷制度まで復活してしまいそうな恐ろしさも感じられた。
全体的には欧米諸国での話が基本であり、累進課税や相続税などはピンとこないかもしれませんが、他はどの国にも当てはまる。また、中国は国家資本主義だと言い放っており、これも目からうろこ。そうか、共産主義じゃないんですね。そんな面白い内容をわかりやすく説明してくれて有難かったです。
現在は株価ばかりが上昇して、実質経済はマイナスになっていること。「成長してるじゃないですか!」と誰かが印象操作で国民を騙し続け、働いても働いても豊かにならない現状を理解しておかなければ、やがて世界は狂ってしまい、取り残されることになりそうだ。
・物凄く、ザックリ言うと、”資本収益率は経済成長率を上回る・・”。
”このまま、行き過ぎた資本主義を野放しにしていると、18~19世紀のような大格差時代に、逆行してしまうよ・・”という危惧を、当時の定量的なデータが皆無のため、トマ・ピケティが苦労して、纏めた結果あのような分厚い作品になった・・。
・このドキュメンタリーが面白くて秀逸なのは、かの長き経済本の内容を、
「高慢と偏見」「レ・ミゼラブル」「ウォール街」から果ては「エリジウム」(大格差社会の未来を描いたSF映画)の映像や、
面白きアニメーション「ザ・シンプソンズ」を使って、行き過ぎた資本主義が現代社会にもたらしている事象とそれに伴う格差社会の拡大に対する懸念を分かり易く描いているところであろう。
〈民主主義的に資本主義の暴走を抑え、21世紀は、18~19世紀のように1%の資本家が99%の労働者を搾取する世界、人種差別・大格差が蔓延る世界に戻してはならない、というトマ・ピケティの思いを分かり易く描いたドキュメンタリー。
現実的に格差社会、低移動社会が身近になって来ている事、AI社会がもたらすだろう格差に言及しているところも、秀逸だが、恐ろしさを覚える作品でもある。。〉
資本収益率は経済成長率を上回る、つまり働くよりもお金に金を稼がせる方が効率が良い、ということ。
これが自由資本主義の本質ならば、格差は拡大する一方となる。トリクルダウンなどは起こらない。何故なら労働者よりもお金のままの方が稼いでくれるから。
たからこそ政治は富の再分配をどうするのかが大事だと。
なるほど。めっちゃ納得。
著作でもこのくらい分かりやすく語ってくれたら良いのだけど… (読めてません…)
リーマンショックの時に感じた通り、資本はなんと貪欲かつ残酷だと再認識しました。
第一次世界大戦以前の様な世界になりつつある現在をどうしたらより良い未来に導けるのか、一つの処方箋を示してもらえた映画でした。
私はミニマムインカム推進派ですが、ピケティの課税案と併せて社会を変えていきたいと思いました。
この映画は全ての中学生に、そして高校生に見て欲しいと思いました。
これからの世界を作っていく若い人達にはこの処方箋は本当に力になるのではないでしうか。
一市民である私たちにできることは何があるんだろう? と考えさせられます。
一方で、同じ説明が言い換えて繰り返される場面が多く、少し冗長に感じたのが残念なところでした。
もう少し説明がスッキリしていれば、若い人にももっとお勧めできるな、と思いました。
(十分におすすめですが、説明がやや長い…)