さすらい
プロット
西ドイツ
11月06日 2021 台灣上映
親指さがし
プロット
日本
08月26日 2006 台灣上映
男が爆発する
プロット
日本
04月29日 1959 台灣上映
さすらいのトラブルバスター
プロット
日本
08月10日 1996 台灣上映
さすらいのトランペット
プロット
日本
02月03日 1963 台灣上映
さすらいのガンマン
プロット
イタリア
08月26日 1967 台灣上映
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さがす評論(6)
誰しも表面だけではわからない別の顔を持っていると痛感させられる映画ですが、そのぶんラストの揺るぎない愛が圧巻。
なんと言っても『岬の兄妹』の監督ですから、おのずと期待が高まりますが。
想像の斜め上をいく大胆な発想は、ポン・ジュノ師匠譲りな気がしました。
観客を飽きさせないエンタメ性に、固定概念が揺さぶられる刺激。
それに加えて、映画にしか出来ない表現の素晴らしさに興奮しました。
人間の尊厳について考えさせられる衝撃のシーンに目が釘付け。
見てはいけなかったものを見てしまった感覚。いや、ちょっと違うな…気づきたくなかったことを直視させられて、有無を言わさず共犯になってしまった感覚。が近いと思います。
心も釘付けで、今見たシーンの余韻を引きずって気持ちの整理がつかないままに、どんどん物語が進んでいくので、いろんな感情が渦巻きっ放しのカオス状態で引きずられていきます。
ネタバレの注意事項に触れない範囲でレビューしているつもりですが、シーンバレは勘弁してほしい。
あまりに素晴らしいシーンが多いので。
もし気になる方はご遠慮ください。
ラストの素晴らしさ。監督の要求に応える役者陣もすごい!
多目的トイレはギャン泣きでした。
佐藤二朗さんと成嶋瞳子さんの目が合うシーンがエグい。
清水尋也さんの、恐怖でゾワッと鳥肌が立つ演技も味わえます。
舞台挨拶で佐藤二朗さんがおっしゃっていましたが、監督が相手役の方にだけ指示を出して佐藤さんにアドリブをふってくるのを何テイクかやったらしいのですが、いったいどのシーンなのかメチャクチャ気になる〜!
どの指示もしっくりきたそうで、感覚的に監督とピッタリ合うのでしょうね。
ちなみに佐藤二朗さんは、監督が助監督時代からの旧知の仲で「『岬の兄妹』の監督と自分の知っている片山慎三が同一人物だと繋がらなかった。」「あの頃は猿だったのに、すっかり立派な人間になって…。」と笑いを誘っていました。
クラシック音楽を合わせられるのに弱いので、監督のセンスがたまりませんでした。
演出としては、
クーラーボックスのビールと
濃すぎるエキストラがお気に入りです。
そうそう。幸運にも片山慎三監督のお話を聞くのは『岬の兄妹』『rock 'n' roll』に続き、今回の『さがす』で3回目なのですが、直接質問出来る機会は無く…。もし監督に質問できるとしたら、なぜ舞台を大阪にしたのかが聞きたい!
しかも新今宮って。
子供の頃は怖かった。今でもピリッと緊張感が走る。良くも悪くも裏表ナシで本音で生きる人々に、欲望がストレートに出る町のイメージがあるのですが。(あくまでも個人的なイメージです)
そんな町に住む人々でも、人に見せない裏側の顔がある。
人間の奥深さを更に強調させる為に、この町を選んだのかなぁ?
エキストラが濃すぎて。リアルにその場にいる人に思えてなりませんでした。
#さがす #片山慎三 #佐藤二朗
また佐藤二朗さんの演技で泣きました。ほんの一瞬なのですけれど、本当に泣けます。魂の叫び。
日本映画の底力を見た。こういう映画は、海外の映画祭にも出して評価してもらいたい。
色々な意味でこの作品の世界観には否定も肯定も出来ませんが、少なくとも私には
観て良かった~と思える作品ではなかった…
と云う事ですね。