幕末

近藤長次郎（中村賀津雄）の自害シーン、寺田屋事件の殺陣、中盤までの見どころはこの二つくらいか。おりょう（吉永）との日本人初の新婚旅行もなかなかいい。最初は中村賀津雄と錦之介を見違えてしまった・・・

坂本竜馬がもてはやされるようになったのは司馬遼太郎の『竜馬がゆく』から。NHKの大河ドラマで放映されたりして、それが60年代だから、それに乗った作品だ。萬屋錦之介と名が変わってからも12時間ドラマで竜馬を演じている。

ドラマ性よりもエピソードを繋いだ、ダイジェスト版のようなイメージが残る。それでも最後に中岡慎太郎（仲代達矢）とともに忍者たちに暗殺されるシークエンスは見事。このシーンだけは何度でも見たくなる・・・