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雪の詩 プロット 日本 05月13日 1976 台灣上映
雪の下の炎 プロット アメリカ・日本合作 04月11日 2009 台灣上映
吹雪の夜 プロット スウェーデン 01月01日 1900 台灣上映
雪山の絆 プロット スペイン・アメリカ・ウルグアイ・チリ合作 12月22日 2023 台灣上映
春の鐘 プロット 日本 11月09日 1985 台灣上映
春のソナタ プロット フランス 05月13日 2022 台灣上映
春の雪評論(1)
原作は三島由紀夫。国粋主義者で割腹自害した彼は、人間的には好きになれないが、小説は美しく素晴らしい・・・いつも途中で挫折してますが。そんな彼の遺作となった“豊饒の海シリーズ”四部作の第一巻「春の雪」。華族社会を舞台に家を重んじる両家の確執の間で、運命に翻弄される二人。しかし、清顕の自業自得のような気もするし、蓼科の計らいで上手く逢瀬を続けられたのです。問題があったとすれば、キンゼイレポートが発表される以前の話だということと、避妊の知識もなかったことなのだろう。
夢日記、蝶、百人一首、と伏線も充実していて映画としても面白いのですが、清顕の心情変化が上手く表現できていなかったりして、竹内結子の演技が際立っていたような気がします。清顕の親友本多(高岡蒼佑)も終盤ではいい演技を見せてくれたのですが、田口トモロヲに美味しいところを持っていかれたしまったのが残念でした・・・
観た直後、日本アカデミー賞では衣装デザイン賞が確実なんじゃないか?!と思ったのですが、そんな賞の部門はないようです。多分、撮影賞、音楽賞をもらうんじゃないでしょうか。