アニマル ぼくたちと動物のこと
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マダガスカル評論(8)
動物園にいた動物達が、ルーツの野生で暮らせる場所に憧れながらも、いざマダガスカルに着くと、飼い慣らされて野生の感性がなくなっているところが面白い。
ひたすら人間が助けに来てくれると信じている。
それでもお腹はすいてきて、シマウマキリンカバは元が草食だから海草や草で充分満足できるがライオンは全く満たされず、親友のシマウマに手を出しそうになる。
それでも、野生の捕食能力は芽生えない。
あくまで、動物園の中の延長のパフォーマンスとして、マダガスカルの野生のみんなを脅かすだけ。
シマウマに対しても、理性で乗り越え、食べずに済む。
なんというか、野生とは程遠い理性感性を身に付けてしまった動物達が、帰る気で動かない船に乗り込んだものの果たしてどうなるか、非常に気になる。
種類を超えたキリンカバライオンシマウマの友情が見ていてとても楽しい作品。