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相棒 シティ・オブ・バイオレンス評論(3)
タッグもののマフィアに先入する話。この主人公二人は、動きも素早く、回しげりを大量に使っていてすごいのですが、なんだか飽きてしまった。スッコト兄貴をみてるみたいだった
最後は無茶苦茶。殴りこみをかけるのはいいけど、刑事という職業がどうしても違和感あるので理解不能。ピロの手下の女性がなかなか良かった。
カジノ誘致で様変わりした地方都市。地上げによって荒れ果てた土地は昔の面影を残す5人の仲間の気持ちを切り裂いてしまった。
凝りまくるセット美術に躍動感溢れる出演者達の流れる様なアクション。
しかし何よりもショットとショットの繋ぎが流れる様に結び付けて、観客に分かり易く伝えようとする編集の見事さは特筆モノと言って良いと思う。
ストーリー的には特に目を見張る所がある訳でも無く、男同士の熱さと単純明快さでは『クライング・フィスト』の方が上かもしれないが、娯楽エンターテイメントとして観た時に最高に面白かった。
(2007年12月15日シネマート新宿/スクリーン2)