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おはなはん プロット 日本 07月30日 1966 台灣上映
お父さんはお人好し プロット 日本 09月06日 1955 台灣上映
はなれ瞽女おりん プロット 日本 11月19日 1977 台灣上映
こんにちは、私のお母さん プロット 中国 01月07日 2022 台灣上映
お嬢さん プロット 韓国 03月03日 2017 台灣上映
お天気お姉さん プロット 日本 09月21日 1996 台灣上映
おはん評論(1)
80年代の 美しい吉永小百合と大原麗子の共演を堪能できる 市川 昆作品
原作は、宇野千代の自信作
芸者おかよ(大原)に 夫を奪われた妻おはん(吉永)の未練と、揺れる女心を中心に描いている
両天秤の関西風駄目男(舞台は山口)を 石坂浩二が演じていて、面白い
おはんが 夫奪還進行中(まったりと…)に 子供を失ったことと、おかよが人力車二台で乗り込んだ辺りで、勝負ありか
人の心は 複雑で 男を頼む おはんが最後に決断を下し、自立したおかよが 男を握って離さない
頼り、頼られ(喜びもある)、それに男女の愛も絡み、複雑な人間の心のあやを描いた原作を 上手く映像化している
宇野が生前、打算の絡む恋愛を糾弾していただけあって(笑)、この三人の感情に それはあまり見られず、ある意味 大人のメルヘンの様でもある
吉永、石坂、大原の競演も 上手くいった
脇も ミヤコ蝶々、常田冨士男などが 固めていて 懐かしく、楽しい
同性としては おはん(吉永)が 未練を募らせ 情を交わし、段々と艶めいていくのが 、怖い(笑)
大原麗子は 意外に髷を結った映画出演が 少なく残念に思う
この映画は芸者役のこともあり、適役で とても美しい
(着物の柄も 派手で素敵、ちょっと崩した着方も さまになっている… 「SAYURI」の中国人女優とは全く違う!)
宇野が 取材していた 人形浄瑠璃も登場して 興味深いが、音楽の選択が(五木ひろし、マーラー等)おかしい