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午後の五時評論(2)
午後の五時という悲しい詩と、馬に人間と同じように話し掛けるお父さんの対比が物悲しさを醸し出すうえ、ライバルであったミナや身内の爆死がまるで日常茶飯事であるかのような描写。大統領を目指すという溌剌とした元気の出る映画かと思っていたら、とんでもないしっぺ返しを食らってしまう。これが現実なんだと訴えるようなドキュメンタリータッチの作風がいきなり現われることにとまどってしまい、全体としてはバランスが悪い。しかし、今後も期待できる女性監督だと感じました。
特に、当時の(フランス兵(NATO?)がいるから、アフガニスタンがアメリカ、イギリスなどにコンロロールされている時代の話だとおもう。???)の政治情勢を表している。その緊迫した情勢の中で、学校では若い女性の希望に満ちた討論を見せるが、上空はウエスタンの飛行機がとびまわっているし、爆破されて住めそうな家は一軒もなく、グレイの廃墟が続くだけ。このなかで若い詩人がノクラに希望を与える。学校の生徒会会長に立候補するのを手伝ったりする。そして、『At Five In The Afternoon 』という詩も与える。
父親は学校は必要ないと思っているし、主人公ノクラNoqreh に女性の顔を見ることは罪だといってるから、顔を隠してくれと何度もいう。それに、父親はモスリム 原理主義でオサマ ビン ラディン/モハメット オマーを支持しているようだ。
しかし、ノクラの意識はこの伝統の中の、現状維持に囚われていず、そこからでた意識改革に動き始めている。アフガニスタンの大統領になりたい。ハイヒールをはくし、顔をブルカから出す。伝統を守ることが良いか悪いかの問題ではなく、自分の意識が伝統の枠を出ている。パキスタンの首相、大統領ベーナズィール・ブットーBinazir Buttoはノクラの憧れの人。この大統領のスピーチを聞きたい。何を訴えてるのか知りたい。モスリム で首相になった人。ベーナズィール・ブットーの存在が彼女に勇気を与える。
次々とパキスタンからアフガニスタンに入ってくる難民の住居(建物はない)の世話をするが、自分の家族の居場所がなく追い出されてしまう。そして、パキスタンから新しくやってくる難民にBenazir Bhutto のことを聞いたり、今の大統領は男か女か聞いても誰も答えられるものはいない。それだけでなく、人々は字も読めないと答える。
困難苦境の中でも、ノクラは希望と夢を捨てないと思えた。最後のシーンで『At Five In The Afternoon 』を唱えるから。