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ルックバック評論(14)
見る前は短いかもなぁなんて不安もあったんですが、濃密で凝縮された内容に大満足です。最初から最後まで無駄もないし不足もないような、実に完璧作品のように思ってしまいました。絵もいいし、非常に洗練されたアニメーションでした。
原作の持つ強度に加え、この映画版では藤野と京本がまるで生きているかのような芝居を見せてくれます。特に声優さん(俳優さん)には良い意味で期待を裏切られました。カットも一枚一枚が「絵」になっていて、プリントアウトして壁に飾りたいくらい質が高かった。原作の要素を丁寧に拾い上げてアニメーション的に拡張するという課題を、押山清高監督は極めて高いレベルでクリアーしてくれたと思います。「ルックバック」が「京都アニメーション事件」への鎮魂をテーマにした作品である事は皆さんご存じだと思いますが、この映画版はそれ以上に藤野と京本の物語という側面が強まっていると感じました。
劇伴のharuka nakamuraも素晴らしい。才能の輝きに満ちた、捨てる瞬間なしの58分です。
京本・・・・・・・・。
まず、映画に携わった全ての方に感謝を。
私はこの作品の原作を読んでいるが、正直観るまでは1時間ではまとめきれないと思っていた。
同じ感想を持ちながら、観に行った方も多いのではないだろうか。
しかしながら、この思いは開始5分にして裏切られ、少女達の人生が文字通り1時間で描かれる事になるのだ。
映画のタイトルである、ルックバックは終盤に伏線回収されるが、「有象無象に埋もれる自分と自分の世界で唯一無二の才能の持ち主が、互いの背中を見ながら成長していく。」がコンセプトになっていると感じた。
映画の終盤10分は息付く暇もなく、彼女達と同じ時を刻むことになる。
エンドロール後に忘れていたかのように、劇場のあちこちから、息を吐く音が聞こえた。
迷っているなら、見に行った方がいい。
主人公・藤野は、相棒役・京本にとっての憧れの的であろうと必死だった。
京本の前では絶対に弱音を吐かないし、どんなにチヤホヤされても舞い上がることなんてしない。少し貫禄を見せるぐらいが丁度いい。
また、日頃から努力を怠らず、自分たちが進むべき道を「言葉」ではなく「行動」で示す。常に一歩先を行き、手本となり、導いてあげる。
そして、もし相手が困っていたら必ず助けに行き、得意な必殺技をキメる……。
そんな藤野もまたヒーローモノのマンガ(シャークキック)を執筆していて、彼女はクライマックスで自身の作品を読んで涙する。それは、京本からのメッセージのお陰で、自分の行動原理の根っこに「ヒーローになりたい」という想いがあることを再発見したから。そして京本が自分のことをヒーローとして認め、ヒーローを描き続けてきた人生は決して間違っていなかったと、全肯定してくれたからではないだろうか。
あと、チェンソーマン読者が思わずニヤリとするような描写が作中に散りばめられている。現在制作中の映画『チェンソーマン レゼ編』公開が俄然楽しみになった。