キッドナップ・ブルース
プロット
日本
10月09日 1982 台灣上映
カウガール・ブルース
プロット
アメリカ
10月29日 1994 台灣上映
ポストマン・ブルース
プロット
日本
08月16日 1997 台灣上映
オックスフォード・ブルース
プロット
アメリカ
06月13日 1987 台灣上映
セントルイス・ブルース
プロット
アメリカ
07月15日 1961 台灣上映
タクシー・ブルース
プロット
ソ連・フランス合作
01月19日 1991 台灣上映
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凱里ブルース評論(9)
これは、長い長い夢なのか?
チェンの辿ってきた旅路は、夢と現の間を行き来するものなのか?
スクリーンを通して熱帯地方の湿り気と、濃い緑の匂いを感じる。田舎にしては綺麗に舗装されたアスファルトの霧の道を、ふわふわと走るシーンが好き。
バイクタクシーに乗ってスルスルと登る山道も好き。よく分からない、でも、ひたすら心地いい。鏡を通しての長回しも、オシャレだと思った。複数回あったので、監督は多分好きなんだろうな、この撮り方。もしくは長尺のテクニック?
汽車に描かれた時計によって、時が巻き戻ったのだろうか。過去も現在も未来も、実は曖昧なものなのかもしれない。
「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」のビー・ガン監督のデビュー作品。この作品から長尺ワンカット手法が駆使されている。ストーリーよりも流れるような幽玄な趣で描写されていく人々の動きを追うワンカット撮影のクライマックスに震撼する。
キャストに特に魅力もなく、風景は中国のど田舎で、物語の展開もダラダラしてて、長回しだって意味を感じない。なんだろ、これ。それが正直な感想だった。
ただ、美しかった。
金剛般若経の言葉を引き合いに出しながら、心の流れを問いかけてくる語りには、意味不明の禅問答を吹っ掛けられているような霧中遊泳感を感じながらも、その心地よさに酔いしれる気分になる。そのせいか、現代中国の地方都市の混迷するジメジメっとしたスクリーンからは、不愉快の感情よりも望郷の寂寥感を覚えるのだ。
その気分を増幅させるのは、40分もあったという長回しシーンのせいだろう。あれは、主人公の夢の中なのじゃないのか、と思う。その夢の中では普通に時間が流れて行っているようで、いくつかの時間軸が混在しているように感じた。探している甥は、不遇であった過去の自分。探している老女医の元恋人は、いつか死期の迫った時の未来の自分。だから、過去も未来も現在も、現実でありながら現実味はなく、まるで夢の中。肉体も存在しないし、ましてや心も存在しない。禅でいう空の世界。
たぶんこの映画、観るたびに感じることは違ってきて、彩りは増していくであろう。
監督色出るもんだね ロングデイズジャーニーと映してるもの同じのばっかりだし、夢なのか時間の概念が不思議なのも似てる
詩と映像の融合も面白いけれど、母国語だとどう感じるんだろう
今年公開された「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」のビー・ガン監督が2015年に撮った初長編監督作品。
(ロングデイズ・ジャーニーは2018年作品)
「ロングデイズ・ジャーニー」が自分の好きなタイプの世界観だったのでどんな作品なのかとても楽しみでした。
白と灰色が基調となる室内から、カットを挟まず室外を写しだしてゆくショット。
そこには床に反射し半円を描くように広がる橙色の炎と夜空
この人の感性が好きだなと感じた冒頭。
割りと変化の薄い展開と町並みの灰色の世界に少し落ちかけた。いや、多分、落ちた。話しの展開自体が夢と過去と今を写し出している不思議な感覚もあったので、もしかすると落ちたのも夢だったのかもしれない。
(と、自分を正当化してみる)
冒頭のシーンも好きだったけど、他にも好きなシーンがいくつかあって、鏡に人物を写すところであったり、部屋の壁にある物が写し出されてゆくところであったり、列車の中に佇む主人公の写しかたであったりと、この監督の映像の写しかたに対する感覚の素晴らしさを感じました。
そして「ロングデイズ・ジャーニー」でもみせた長回しのワンカットシーン
(ロング・・でのワンカットシーンは3D映像)
「ロング・・」で見せたようなワンカットシーンへの入り口を示すショットは無かったけれど、この距離感を長回しで見せてくれるとは思いもしなかった。
「ロング・・」に比べると、ワンカットの映し方は荒削りな部分もあったけど、逆にそこが、あぁ、ここはこうやって撮ったんだろうなと想像することが出来て、映画を観る楽しさと、疑似撮影体験みたいな楽しさをも味わえました。
32歳のビー・ガン監督
次回作品も楽しみです今年公開された「ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ」のビー・ガン監督が2015年に撮った初長編監督作品。
(ロングデイズ・ジャーニーは2018年作品)
「ロングデイズ・ジャーニー」が自分の好きなタイプの世界観だったのでどんな作品なのかとても楽しみでした。
白と灰色が基調となる室内から、カットを挟まず室外を写しだしてゆくショット。
そこには床に反射し半円を描くように広がる橙色の炎と夜空
この人の感性が好きだなと感じた冒頭。
割りと変化の薄い展開と町並みの灰色の世界に少し落ちかけた。いや、多分、落ちた。話しの展開自体が夢と過去と今を写し出している不思議な感覚もあったので、もしかすると落ちたのも夢だったのかもしれない。
(と、自分を正当化してみる)
冒頭のシーンも好きだったけど、他にも好きなシーンがいくつかあって、鏡に人物を写すところであったり、部屋の壁にある物が写し出されてゆくところであったり、列車の中に佇む主人公の写しかたであったりと、この監督の映像の写しかたに対する感覚の素晴らしさを感じました。
そして「ロングデイズ・ジャーニー」でもみせた長回しのワンカットシーン
(ロング・・でのワンカットシーンは3D映像)
「ロング・・」で見せたようなワンカットシーンへの入り口を示すショットは無かったけれど、この距離感を長回しで見せてくれるとは思いもしなかった。
「ロング・・」に比べると、ワンカットの映し方は荒削りな部分もあったけど、逆にそこが、あぁ、ここはこうやって撮ったんだろうなと想像することが出来て、映画を観る楽しさと、疑似撮影体験みたいな楽しさをも味わえました。
32歳のビー・ガン監督
次回作品も楽しみです