「LOST」「クローバーフィールド HAKAISHA」の脚本で知られるドリュー・ゴダードが監督・脚本、「アベンジャーズ」のジョス・ウェドンが共同脚本・プロデュースを務めたスリラー。二転三転する展開が話題を呼び、全米でスマッシュヒットを記録した。女子大生のデイナは友人のジュールスに誘われ、仲間と5人で山奥にある別荘にやってくる。しかし、デイナたちの行動は謎の組織によりすべて監視されており、5人は事態のすべてをコントロールする組織が描いたシナリオどおりに動かされていた。そうとは知らないデイナらはさまざまな恐怖に襲われ、ひとりまたひとりと命を落としていくが……。
キャビン評論(20)
洋画ホラーらしさだけでなく娯楽映画としても有りかと思う。
B級ホラーと思って観たが最後にはまさかの大物女優の登場にビックリ。
かなりオススメの部類にしちゃうかも。
いつもの如く予備知識無しで鑑賞し始めたもので、最初はよくあるパターンのホラー映画かと思ったのですが、全く違いましたね。
良い意味で、とんでもない作品でした。
考え付きそうな設定ですが、今までこのパターンはありませんでしたね。
ラストのクリーチャー大集合は素敵でした。
ホラー好きな方は勿論楽しめる作品だと思いますが、これならホラーが苦手な方でも楽しめるんじゃないかと思いますよ。
そこをちょっとナーメテーターので、ちょいちょいびっくりさせられる事に。
意外だったのは、初めっから「二つの話」をバラしていたこと。
別荘の話だけ先行していくと思っていたので。
話がクロスしていく内に、ホラーからサスペンスになり、
最終的にはまたホラーなのか?寧ろファンタジーかも。
落としどころがなあ、何だかなあという感じだった。
デイナの最後の台詞に、それは無いぜ、と突っ込み。
脚本全体にも突っ込み所満載。あの日本の教室は表現が偏ってる。
まとめ方としては不満だったが、全体的には面白かった。
ホラーは見ないので、
出演する「有名な」バケモノたちがよく分からなかった。
シガニーウィーバーにも気付かなかった。
デイナ役の女の子はかわいかった。
「マイティ ソー」こと、クリスヘムズワースは意外とあっさり消えてた。
前半超ベタなお約束展開であっさり死んでく仲間たち。
いかにもB級映画でハズレかなぁと思ってたら、まさかのモンスターオールスターズ登場で一気に面白くなった。
こんなにワクワクするホラー映画は他には無い。
職員たちを次々に殺してく場面なんてあっという間すぎてもっと一つ一つをゆっくり見たかった。
ラストで特に葛藤もなくあっさり諦めて葉っぱ吸いながら人類滅亡選ぶ緩さも良い。
けど目的が神々に生贄を捧げるためっていうのがどうしても違和感。
人類滅亡かかってるのにこんなゲーム感覚なのも変だし。
ありがちな設定のホラーを破壊するマルチレイヤースリラーと銘打った宣伝に始まり、近年のホラー映画とは一味変わった趣向であることを強くアピールしていた本作。
まず上手いのが最後の最後まで何が起きてるのかわからないまま進んでいくシナリオ展開だ。
もちろんディナたち5人側は恐怖の連続で怖いのだが、並行して悪ふざけのような感覚でシチュエーションを調整していく謎の組織のテンポの良いコミカルな演出が他のホラー映画では観たことのない絶妙な塩梅になっている上に、組織側の目的がわからず気になる効果も出していて観ていて飽きない作りになっていた。
そしてすごいのが中盤から後半にかけての怒涛のジャンル変更である笑。
次々と倒れていく5人を監視しながら酒盛りしていた謎の組織とディナとマーティの生き残り組が接触し、この騒動の真の目的に触れることになる。そこで発覚した動物園の如く集められた幽霊バケモノの数々が保管された夥しい数の巨大な透明ケース、山小屋の地下に隠されていた謎の組織が活動していたハイテク施設、そして解き放たれ大暴れするモンスターたちを描いた怒涛のモンスターパニックムービーに変わり果てる見事な演出でもはや大爆笑してしまうこと間違い無し!笑
しかも登場する数々のモンスターたちが往年のホラームービーに出ていた有名キャラクターであり、ホラー映画ヲタク延髄の超豪華出演陣となっている点もポイントが高い笑。
色々と勉強不足で気付かない点もあったが、シャイニングの双子がいたことは超面白かった笑。
フィジカルの活躍はできないだろうあの2人は笑。
マイティソーを演じた前後の若かりしクリスヘムズワースが脳筋のおバカ役を好演していて、まんまラグナロク以降のソーに見えた点とラスト10分もないくらいの超チョイ役でシガニーウィーバー飛び出してきたりとそういった意味でもトンデモナイ作品だった笑。
ディナたちがあれほど苦労して組織の中心までたどり着いたのに復活してしまった古き者によって世界が崩壊してしまうという無慈悲なラストも結構好きな超ジェットコースタームービーでした笑。