「パッチギ!」「ガキ帝国」の井筒和幸監督がやくざ者たちの視点から激動の昭和史を描いた群像劇。敗戦後、貧困と無秩序の中から立ち上がった日本人は高度経済成長を経て、バブル崩壊まで欲望のままに生き抜いてきた。昭和という時代とともに、40年以上続いたその勢いは終わりを告げた。そんな時代の片隅で、何者にも頼らず、飢えや汚辱と格闘し、世間に刃向かい続けて生きてきた男がいた。やがて一家を構えた「無頼の徒」は、社会からはじき出された者たちを束ねて、命懸けで裏社会を生き抜いていく。「EXILE」の松本利夫が主人公を、妻役を「純平、考え直せ」「東京アディオス」の柳ゆり菜が演じるほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、三上寛、中村達也らが脇を固める。
無頼評論(1)
周りの人も一様に若者が多く、時代にバイタリティーがあった。
この映画はそういう昭和の持つ活力をきちんと描いているように感じました。
令和の現代、何か、こう、息苦しく感じるのは、社会全体が高齢化して活力が失われてきているからかもしれません。
また、本編に出てくる街の映画館の佇まいが実に良かった。あの手書き然とした映画ポスターも味がありますね・・・
映画館でみる映画は最高です。