カラテ大戦争
プロット
日本
03月04日 1978 台灣上映
モスラ2 海底の大決戦
プロット
日本
12月13日 1997 台灣上映
妖怪大戦争
プロット
日本
08月06日 2005 台灣上映
宇宙大戦争
プロット
日本
12月26日 1959 台灣上映
祖国大戦争
プロット
ソ連
01月01日 1900 台灣上映
モンスターランナー 怪物大戦争
プロット
中国
03月19日 2021 台灣上映
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海底大戦争評論(2)
なんだかミサイルのおかげで半魚人たちのコントロールができなくなり反逆が起こったみたい。その隙にまたもや脱出しようとする安部たち。脱出アクションがだらだらと続く・・・
最後はカプセルで脱出し、二人の皮膚も教授が治しちゃった・・・ということは、いつでも半魚人が作れるという意味もありそうな・・・
『大アマゾンの半魚人』そのもののような被り物だったが、これがまたアメリカとの合作というのだから、脚本には異論が出なかったのだろうか?全編が日本語吹き替え、千葉真一でさえ口パクっぽいから、彼も英語で会話してたのかもしれないな。彼の表情だけはさすが!
東宝特撮に対抗する動きは、海外では米国のアーウインアレン、英国のジュリーアンダーソン
国内では大映のガメラや大魔神がでてきた
東映からの回答が本作と言える
1966年7月公開の日米合作映画
日本で撮影されているが、日本人は主人公の千葉真一と他数人のみ
殆どの登場人物は外国人俳優を使い英語で芝居をしており、千葉真一も口の動きから英語で台詞を話しているようだ
だから、日本人監督による日本撮影の洋画という摩訶不思議な感覚だ
海底をテーマとしたのは、前年12月に世界同時公開された007サンダーボール作戦の影響だろう
日本でも1966年最大のヒット映画になっている
この作品の海中シーンは当時画期的で世界的に海中シーンを真似していれるのがブームになっていたのだ
怪獣は出ない、半魚人どまり
原案は福島正美という日本のSF界黎明期の伝説的人物の手になるものだが大した内容ではなくガッカリだ
脚本も酷い、観ていて苦痛なほどだ
演技は千葉真一と外国人女優のヒロインはまだ観れても、あとの俳優は酷すぎる情けないくらい
特撮も低レベル
潜水艦のデザイン、海底基地のデザインも出鱈目
潜水艦の繰艦や戦闘指揮の台詞も出鱈目
見よう見まねというか、適当すぎで考証しようとも勉強もしていない不真面目さ
半魚人の造型デザイン、スーツの出来映えも低レベル
観ていて腹が立ってくるレベル
特撮をなめきっている
ただ海底基地の内部セットの美術デザインは007シリーズの影響を受けたのか少し垢抜けているのは評価できる
それがただ一つのポイントだ
では観る価値はないのか?
千葉真一が好きなら、実質的な米国デビュー作なので意味はある
こんな出鱈さをタランティーノのように、呆れかえって楽しむことができるなら、そこにも意味はあるかもしれない
しかし初代仮面ライダーの原型がここに誕生しているという意義はある
敵は007のスペクターがモデルだろうが、科学万能主義がショッカーを思わせる
半魚人は劇中でも改造人間であると台詞にある
半魚人が集団で襲ってくるシーンはショッカーの戦闘員と同じだと気付かされるだろう
しかも主人公を改造人間にしようと手術を始めるのだ
そのような目でみると本作の全体の雰囲気は確かに仮面ライダーのそれだ
本作は東映のヒーロー物テレビシリーズの出発点であると思う
その大きな意義がある