平和な村で起きた集団殺人事件を軸に母と娘の絆を描いた韓国製サスペンス。幼少時から父に虐待されてきたジョンインは、現在はソウルで弁護士として活躍していた。ある日彼女は、父が亡くなり、その葬儀場で農薬入りマッコリによる殺人事件が起きたことを知る。多数の犠牲者を出したその事件の容疑者は、ジョンインの母ファジャだった。十数年ぶりに帰郷したジョンインは勾留中の母と面会するが、母はショックのあまり急性認知症を発症し、娘のことを覚えていなかった。母の潔白を証明しようと事件について調べ始めたジョンインは、村ぐるみで母を犯人に仕立て上げようとする不穏な空気を感じ……。ドラマ「黄金の私の人生」のシン・ヘソンが映画初主演を果たし、ベテラン女優ペ・ジョンオクが母を演じた。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2021」上映作品。
潔白評論(2)
最初、映画も始まって間もない時、主人公の有能弁護士のジョンインの美しさからあたし、嫉妬してしまい、服装がああだこうだと化粧がどうのこうのと言いながら、散々映画とは関係のないところで女優のシン・ヘソンさんを思いっきりくさしていたのに... もうやんなっちゃうたらありゃしない
裁判劇と思っていたら、途中から完全に母娘にまつわるヒューマンドラマになっているし
物語も80分過ぎになると涙があふれだし止まらなかった。
シン・ヘソンさんは初めての映画出演だったみたいだけど、悪いわね~。 母親役のペ・ジョンオクさんの演技には、やられちゃったみたい。
あたしの中では母娘愛が勝ち過ぎちゃってサスペンスとしてはどうかな?
母も娘もかなし。が、母の冤罪を証明しようとして奔走する弁護士娘、そして過去のしがらみが続く田舎仲間の悪党たちとのやりとりはなかなかスリリング。結末も驚きだけど…。面白かった。