卍
プロット
日本
09月09日 2023 台灣上映
卍(2006)
プロット
日本
03月25日 2006 台灣上映
卍 リバース
プロット
日本
05月24日 台灣上映
ラブレス(1983)
プロット
アメリカ
01月01日 1900 台灣上映
イリュージョニスト(1983)
プロット
オランダ
10月25日 1988 台灣上映
鍵(1983)
プロット
日本
12月24日 1983 台灣上映
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卍(1983)評論(4)
樋口可南子と高瀬春奈の裸体がそれぞれイヤらしい。そんな二人に絡むのが園子の夫である原田芳雄。途中は海岸でのブルーから真っ赤に染まる海がとても文学的で美しく、終盤の独創的な取り調べ劇なんてのが面白い。園子の自虐的、やっちまった感が映し出されると、美しいも何も、後戻りできない辛さがにじみ出る。それでも夫の「一からやり直そう」という優しい言葉と光子の罵倒の声。あまりにも演劇じみてきて、ちょっと萎えてもくるが、生理=赤というイメージが瞼に焼き付くかのようだった。2006年版よりかは心に残る作品(樋口効果かもしれないが)。
男女の仲っていつの時代も一緒なんだなあと感じた〜
二人はひかれあい同性愛に走るのだが・・・。
今回は二人の裸がメイン。
主婦が若い女性に惹かれる同性愛を描いた谷崎潤一郎原作の映画化。
冒頭で壮絶なキャットファイトから一転、ネチネチと絡み合うレズビアンセックスに発展する2人の関係性は鬼気迫る爆発力が有る。
床に零れた牛乳を舐める高瀬の舌の矛先が、樋口の乳首へとスライドしていく生々しさは今作の粘着質な性描写の象徴と云えよう。
樋口はワガママ言いたい放題で、高瀬は困りながらも見守っていく距離感は母娘に通ずる愛にも感じた。
高瀬のボロ〜〜ンと重量感たっぷりに顔を出す真ん丸バストが癒やしとエロスの貫禄を兼ね備えた母性愛を象徴している。
しかし、高瀬の旦那で刑事の原田芳雄が介入し、3人の同棲生活を始める事で嫉妬やセックス観が入り混じり、各々の絆が激変。
どんどん破綻へと突き進んでいくエキセントリックな展開に顔をしかめるが、原田芳雄の軽妙なアドリブが冴えてドラマの深刻化を和らげているのが救いだ。
ふくよかな高瀬のポッチャリ体型と、樋口のスレンダーヌード、そこにガッチリした原田のワイルドボディが合体する奇妙なバランスが、様々に重なり合っていて興味深い作品であった。
最後に短歌を一首
『乳の味 しつこく舐める 舌触り 紅く埋めし 恍惚の絵や』
by全竜