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ヴィルコの娘たち プロット ポーランド 05月17日 1997 台灣上映
不思議の国の数学者 プロット 韓国 04月28日 2023 台灣上映
伊豆の娘たち プロット 日本 08月31日 1945 台灣上映
嵐の中のイチゴたち プロット 日本 11月18日 1989 台灣上映
大学の山賊たち プロット 日本 07月31日 1960 台灣上映
風の中の恋人たち プロット イギリス・フランス合作 09月14日 1991 台灣上映
中国の植物学者の娘たち評論(7)
内容は、1976年の中国、身寄りのない若い女が、孤児院の庭の手入れを学ぼうと、高名な植物学者の植物園に住み込みを始めます。そこで会った学者の娘と恋愛関係になるが、同性愛は当時のこの国では国家犯罪的タブー。二人は秘密の関係を結びつづけるが、植物学者の願いや、恋人と離れたくないという思いから一人息子と結婚。そこから悲劇が起きるという筋立てです。
展開的には、ほぼ読み通り。ですが、男尊女卑きわまりない環境で、二人の女が愛を育む映像が、とても綺麗で、さらに色彩感覚も落ち着きながらも華やか。途中からは物語よりも映像に気がいっていました。
98分という短い上映時間ながらも、本作の時間の流れは、たゆたっていて重厚。ゆっくりと余裕を持ちながら、本作は一歩ずつ着実に、流れるようにエンディングへと進んでいくのです。この世界観に、完全に引き込まれてしまい、とても充実した映画体験ができました。
ちなみに、一人息子役の俳優さんが小川直也にそっくりでした。
<うろ覚え/思い出しレビュー>
98分。長さも良いよね。長すぎず短すぎず。また結末も結末なので、あんまり長いと辛いし。
他の方のレビュー読んで、撮影地ベトナムって初めて知りました。同性愛がテーマだと公開以前に撮影も駄目なのね、、中国。
(他国で撮るか、「ブロークバック・マウンテン」(監督アン・リー)みたいに、他の国の話をやるっきゃないのか、、)
すごく綺麗で、悲しく、切なく、美しいお話です。女優二人とも綺麗だけど、特に学者の娘役の人…! アロマテラピー的に?なんか、お香かなんか焚いて蒸し風呂っぽいのをよくするんだけど、肌も体も顔も綺麗とか。チートにも程が(笑)
二人で、川縁で鳥を放つシーン。美しすぎです。「心に残る恋愛映画のワンシーン」ベストテン入り確定。
映画「中国の植物学者の娘たち」(ダイ・シージエ監督)から。
「中国ではタブーとされる“同性愛”というテーマに挑んだ意欲作」
というフレーズが私のアンテナに引っ掛かり観たが、
結局は、心臓発作を起こした中国の植物学者の直接的な死因が、
2人の美しい女性たちの同性愛ということで、判決は死刑。(汗)
主人公2人の裸体と、アジアっぽい音楽と風景には満足したが、
この映画を通して、監督は何を訴えたかったのか、わからなかった。
まだまだ中国は、男女差別が横行している国なのか。
新婚での初夜、新郎が突然怒りだすシーンがある。
「なぜ処女じゃない、誰と寝たんだ」と暴力をふりながら。
父親の足を、毎日、娘たちがていねいに洗うシーンも出てくる。
映画とはいえ、馴染めないシーンの連続に、ちょっと戸惑った。
この映画を思い出すためのワンフレーズは、
「死因は『同性愛』、だから『死刑』」としてみた。
どうして中国では同性愛がタブーなのか、そんなことが気になった。
民主化が進む中国で、この考え方はこれからの課題となるに違いない。
じっくり見守っていきたい。
綺麗な想い。
目にも心にも良い。
ストーリーと結末がショッキング。
観ることしか出来ない、現実。
しっとりした、悲しい映画。