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ラーメンガール評論(9)
ミーンガールズでのレイチェルマクアダムズは意地悪グループのクイーンだった。
その後リンジーローハンがクスリで入退院を重ねているあいだにマクアダムズは躍進した。
ブリタニーマーフィーもラブコメを順調に歩んで、マクアダムズみたいな中堅になるはずだった。
が、この映画を見てすぐ訃報が入ってきた。
おしゃれなひとだった。同性の人気のほうが高かったと思う。フェミニンではなく、どちらかといえばイケメンだった。聡明さもあったが、バカっぽさもあった。駄々をこねると、断れない雰囲気をだすひとだった。
ぼろぼろに泣いてアイシャドーが流れ落ちた女の顔──というものがある。あれがブリタニーマーフィーほど似合う女優はいなかった。あの顔で巻かれたらひとたまりもない。
コメディとハッピーエンドと非防水メイクが似合った。
マーフィーの映画を見返していると、夭逝がにわかに信じられない。
この映画など、すべてフラグにしか見えないのである。
映画は真面目につくってるのにツッコミどころが多く、中途半端。
味は悪くないが何かが足りない、魂が不足しているというラーメン。修行も具材盛り付けのとこくらいで、魂とか食べる人を思う心とかで言葉だけで片付けている。偏屈頑固ジジイが良い人に変わっていく訳でもないし、師弟愛みたいなのもない。なんだか残らない映画。
日本伝統の頑固な職人気質のラーメン店主演じる
西田敏行の化学反応が微妙な感じ。
アメリカ向きの作品か、日本向けの作品か
よくわからない点がマイナス。
ラストもう少し変えればよくなったのに残念。