クリーン、シェーブン劇情

幻覚や幻聴に悩まされながらも娘を探し続ける統合失調症の男を、徹底的に抑制されたトーンで描いたサスペンスドラマ。ピーターは自分の頭に受信機、指に送信機が埋め込まれていると信じており、頭の中に流れ込んでくるノイズに常に苦しめられている。施設を出た彼は、里子に出された娘を捜すため故郷の町へ帰るが、幼児連続殺人事件を追う刑事から容疑者として目をつけられてしまう。主演は「ユージュアル・サスペクツ」「テスラ
エジソンが恐れた天才」のピーター・グリーン。撮影監督としてフレデリック・ワイズマンに師事し、ミュージックビデオなどを手掛けてきたロッジ・ケリガンの長編監督デビュー作。1993年に製作され、日本では96年に劇場公開。2021年8月、25年ぶりにリバイバル公開。

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クリーン、シェーブン評論(15)

Osmsiknhgxp
Osmsiknhgxp
統合失調症の彼の現況が伝わってきてザワザワします。
入院と通院で言えば、入院レベルなんじゃないのかなぁ?
娘といる彼を見ていると彼の娘や亡くなった妻に対する愛情が感じられ切なく思う。
Impshkxnsog
Impshkxnsog
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統合失調症を患っている男が主人公の物語。

物語は、男が病院?療養所?…まるで刑務所か収容所のような施設を退所する場面から始まる。
退所?しても、なお幻聴や妄想に悩まされており、症状が収まってもいなければ、治療のための投薬を受けている様子もない…つまり、彼にとって十分生きづらくなってしまった社会へと再び、そのまま放り出されてしまうのだ。

症状に悩まされる彼が、自分自身の気持ちを安定させようとするその行動は、周囲には異様かつ過剰に映ってしまう…繰り返される痛々しい"自傷行為"には、その疾患ゆえの彼なりの理由があることがわかる…その描写はかなりホラーチックですが。

彼は、養子に出され生き別れ状態になっている実の娘に会いに行こうとしますが、時同じくして少女殺害事件を追う刑事のストーリーとリンクして、物語は進行・展開していきます…。

正直、サスペンスやスリラーとしては、それほど面白くはない、またラスト・シーンも特に衝撃的でも何でもない(笑)

犯人探し的な目で鑑賞すると、たぶん面白くとも何ともない(笑)…でも、演出はそういうところも狙っているような気がせんでもなかった…笑(英語版ウィキペディアには、ちょっと詳しいプロットの説明があり「あぁ、なるほど」とはなりましたが、映画では分かりにくかったですね笑)。

個人的には、主人公"ピーター"を演じたピーター・グリーンの狂気な演技ぶりと、それを上手く捉えた監督の手腕に発見のある作品でした。

*なんか統合失調症患者=犯罪者予備軍的な表現もあるため、ちょっとそこんところ、気になりました…。コンプライアンスの厳しい時代、地上波にのることは多分無いでしょう…笑
Socpoitelt
Socpoitelt
主人公、ピーターの頭から常に発せられるラジオのノイズや声に惑わされながらもいつしか見る側は彼と同じ目線で世界を不安視する様に麻痺し壊れていく、25年の時を経て対峙する混沌と混線の先に待ち受ける衝撃!凄かった。重く痛々しく苦しくも、切なくラストのエンドロールのノイズが只々響き渡り…印象的で感慨深い作品だった。
Srwentseec
Srwentseec
現在はワクチンと5Gが妄想の材料となっているアレ

約30年前も苦しみは同じ 追い立てられ自傷行為に駆られ側から見るとやはり危険人物ナンバーワン

愛娘と再会しアイデンティティの確立を果たすも、、

*孤独と絶望の鬼気迫る演技をみせる
ピーター・グリーンは「パルプフィクション」の忌まわしき"ゼッド"でした
Irocledbnmm
Irocledbnmm
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25年振りのリバイバル上映だが、古くささは全く感じなかった。
イタいだけのキワ物ホラーかと危惧していたが、とんでもない。
何とも切なく哀しい佳作。
映画ラスト近くの洗濯物大量干しシーンには、自然と涙が流れて私のマスクに染み込んだ。

ノイジィーな音響、冷徹な撮影、全員コミュ障の登場人物…
混沌の極みの様な現代だからこそ、今、観るべき映画だと思う。

主演のピーター・グリーンの演技力の確かさには驚いた。文字通りクレージーな荒唐無稽な設定を、リアルな物語に変えてしまったのは、絶対的に彼の演技の賜物。

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