高知県南国市の小児科医・石本浩市医師と認知症の妻・弥生さんの10年間におよぶ闘病の日々と夫婦の深い絆をとらえたドキュメンタリー。2004年に統合失調症と診断された弥生さんは、その3年後に若年性のレビー小体型認知症であることが判明する。それ以来、石本医師は医師ならではの観察眼で妻の日常を詳細に記録し続けてきた。小児がんについてのドキュメンタリー「風のかたち」で石本医師と出会った伊勢真一監督が、家族や地域の人々に支えられながら深い愛情を持って弥生さんをケアする石本医師の姿を温かい眼差しで映し出し、病を経て絆を深めていく夫婦の姿を通して、愛する人や自分が認知症になった時に何が大切なのかを問いかける。
妻の病 レビー小体型認知症評論(2)
本人はどんどん、というか、全くといっていい程、自分自身のことすら覚束ない。
孤立してしまいがちな、介護者・被介護者の一つのケース・スタディとして、興味深く拝見しました。
妻が認知症に罹患したことによって、夫婦、仕事、家族や地域と、自身の関係を再構築していく過程。
認知症と向き合うことで、漸く気づけたこと。
何かを失うことで、その余白を埋めていく新たなモノ。
未来が見えないことは誰もが同じで、不安はゼロではないけれど。
支え、支えられる誰かの存在が、人を温かく包み、また、前に進む力を与えてくれ、人生をeasyにしてくれるのかもしれない。
そんなことを感じました。
●認知症になってしもたらどうしようもない!
なので認知になった.早めた原因もさぐってほしかったけど.それをドキュメンタリー映画にするのは誰かを傷つけることになるんだろうなあ~
奥さんのストレスは夫婦関係なのか嫁姑の問題なのか奥さんの親子関係なのかそれ以外なのか?
それとも他者にはなんの関係もなくストレスも関係なく遺伝が原因なのか?
映画のなかの夫の言った『妻が認知になって妻がどういう人なのか気づいた』と言う言葉にカギがあるように思うが....
★レビー小体型認知症
現代医学では原因のわからない病気。予防策はあるのだろうか?