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屋根の上の女 プロット スウェーデン 07月04日 1990 台灣上映
屋根裏のポムネンカ プロット 日本・チェコ・スロバキア合作 08月01日 2009 台灣上映
屋根裏のエイリアン プロット アメリカ 01月01日 1900 台灣上映
屋根裏のラジャー プロット 日本 12月15日 2023 台灣上映
アンリエットの巴里祭 プロット フランス 03月01日 1954 台灣上映
巴里のアメリカ人 プロット アメリカ 02月25日 2022 台灣上映
巴里の屋根の下評論(8)
美しい娘に友人同士の二人の若者が恋をする。
しかし娘はギャングのボスが狙っており、娘はまんざらでもなさそう。
4K化されており、十分楽しめる。
◆感想
・ストーリーはシンプル。路上で楽譜を売る男、アルベール(ソンナ、そんな商売があったんだ・・)は、集まってきた人々の中の口元の黒子が印象的な美しき女性ポーラに気付き、彼女をスリから助ける。
ポーラにまとわりつく、フレドに鍵を盗られたポーラはアルベールの部屋に泊めさせてもらうことになるが・・。
ー 二人が、お互いにベッドを譲り合い、翌朝ちゃっかりとポーラがベッドの上で寝ていたり(優しいアルベールがベッドに寝かせてあげたのかな?)、知人のドロボーから預かった荷物のためにアルベールが警察に捕まっちゃったり、ショックを受けたポーラをアルベールの友達、ルイが慰めているうちに・・。ー
・恋敵、アルベールとフレドの路上での決闘シーンで流れる蒸気機関車の汽笛の音の効果的な事や、当時の男性の殆んどがハンチング帽を被っていたり、時折映し出される石畳が、何だかセンス良く感じたり・・。
<愛した娘を、友人ルイに取られちゃったけれど、翌朝、明るい顔で、再び楽譜を売るアルベールの姿。
善性溢れる、高潔な映画。
”ルネ・クレール”の作品を少しづつ鑑賞して行こうと思わせてくれたほど、鑑賞後の気分が良い映画でもある。
劇中流れる数々の音楽も良いね。>
宝塚のミュージカルとは違い、下町のヨタっとした街並みに、さほど男前が活躍するわけでもないのに歌だけが今だに触りはフランス語で歌えるあたし。この映画の良さは主題歌につきるんだろう。
あの街並みがセットというのもすごいね。
これから「巴里祭」を続けてみると、ポーラ、あのポーラが町にまみれてあんな女になるのだね。
映画史的に観ればréalisme poétiqueなどと興味深いのだろうが流石に90年前の映画となると別世界の趣でとっつきにくいことおびただしい。男も皆ハンチング帽をかぶっているから誰が誰やら分かりにくいしストーリーも街のゴロツキと移民の若い女をめぐる面倒臭く退屈なエピソードと相場は決まっている。
女をめぐるオヤジ同士の決闘があったかと思ったら若い女はお似合いの若い男に譲って去ってゆくというオヤジのダンディズムか。
シャンソンはフランスの歌謡曲のようなものと聞いたことがあるので市民に根付いていることは分かるが街角で皆で合唱したりするものなのだろうか、おしゃれなパリ―ではシャルル・トレネの歌のようにどこからともなく聞こえてくる方が似合っているような気もするが・・。