花園の迷宮
プロット
日本
01月25日 1988 台灣上映
偽りの花園
プロット
アメリカ
08月01日 1954 台灣上映
沙漠の花園
プロット
アメリカ
04月15日 1937 台灣上映
霧の港の赤い花
プロット
日本
02月21日 1962 台灣上映
秘密の花園(1993)
プロット
アメリカ
10月09日 1993 台灣上映
花と夕日とライフルと… 風来坊
プロット
イタリア
11月25日 1972 台灣上映
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夕霧花園評論(15)
日本の軍隊が戦場でやっていたことは殺人鬼、強◯魔と言われても仕方ないですね。お国のためには必要はないこと。収容所のシーンは目を背けたくなる。事実なのでしょうね。繰り返してはなりません。また、証拠隠滅、隠蔽体質は今も変わらないですね。なんだか気が滅入ってきます。戦場に駆り出された人全てではないかもしれませんが、非戦闘員に酷いことした人を誇りたくはないですね。
さておき。
描きたいことはなんとなーくわかる気がするのですが、とにかくユンリンと中村の移り行く心情が理解出来なかったので入り込めなかったです。
戦後の人道的な中村のユンリンとの関係の作り方が腑に落ちないのです。全く。描写が少な過ぎないかな?さらに、二人の雨季の出来事。ユンリンが受け入れる理由がわからんのです。それっぽいことを中村が言ったり、映像で見せたりしますが、え?そーだっけ?感が。
それかな、アレである必要を感じないんです。
まー、かんやかんやありますが、二人の気持ちの揺れがさっぱり伝わらないので、感情動かなかったのです。全てが唐突に起こっていく感じで。
庭もアレも、結局はなんだったんだろ?美術として、風景として。ストーリーのネタとして存在していただけに思えますね。何を伝えたい作品だったのか?もわからなかったです。残念。
まず、配給会社を見てなんでって思ったんです。CJ。
この映画にはねじ曲げられた思想をねじ込んである。
エンドロールでこの映画の登場人物云々はフィクションでというのは定番必須だと思うのだがこの映画では見つけられなかった。それがこの映画で描かれたことが実際にあったのではないかと錯覚させる。
映像は綺麗。俳優の演技もすばらしいと思う。
だが日本人としてこの映画はPG12の意味がある。
慰安所の描写が刺激的だからだけではない。
「夕霧」という庭園をつくる元皇室付造園師有朋に妹の弔いの為クアラルンプールの土地に日本庭園をつくって欲しいと主人公が依頼にきて巻き起こるストーリー。
1980年代の夕霧を望む家で、ユンリンが過去を振り返る体で展開していくけれど、1980年代のシーンから始まり程なく1950代になり、しかも脇道から話が始まって行くので、妹の話が出るまで少々状況が掴みにくい。
導入部分は余計な情報入れられると面倒くさいっす。
庭園づくりは断り追い返した有朋が造園を教える体で交流が進んで行くけれど、背景云々は別として、ヒロインを何でこんな高慢ちきな設定にしたんでしょう?
自分が恋愛映画が苦手だからかも知れないけれど、ガッツリな恋愛描写とか恋愛要素がない方が面白くなりそうにも感じたし、山下財宝との繋がりが、なんか取って付けた感じがしたし、中盤以降かなり長く感じた。
まあ、恋愛映画苦手なら最初からみるなってことですかね。
この作品は、借景の日本式庭園だけではなく、無常という宗教観、さらに、ユンリンの華奢な背中の刺青に残した余白などを通じて、外国人が興味を示したり、理解しようとする日本の精神性を提示し、太平洋戦争の戦中・戦後を通じて、有朋とユンリンの深い愛情を見つめた作品だ。
強制的に連行された女性で慰安所を作ることは国際条約で禁じられていた行為だ。
敗戦が明らかになると証拠隠滅を図るために、慰安所となっていた修道院は爆破され、慰安婦も殺害された。
これが物語のベースだと思う。
(以下ネタバレ)
このようにして、妹を亡くしたユンリン。
自身は逃亡し、かろうじて命を繋いだが、妹の遺言、つまり、日本式の庭園の造園を実行するために、戦後、帰国せずに夕霧の造園を続ける有朋のところに通うようになる。
有朋は兵士ではないが、何かを知っているように思える謎の多い人物だ。
ある日、夕霧という名の庭と、ユンリンの背中に刺青を残して、有朋は姿を消す。
時代を経て、夕霧に残された四つの大きな石からユンリンの背中の刺青に残されたメッセージが読み取れるようになり、そして、妹の遺骨の眠る慰安所の場所もおおよそ明らかになる。
更に、有朋が、日本軍の財宝らしきものを使って、慰安所に連行されそうな少女や若い女性を救っていたことも朧げながらに見えてくる。
日本軍が太平洋戦争中に行った残虐な行為は決して許されるようなものではない。
しかし、ドイツやイタリアでも一般の市民が、ユダヤ人を匿って助けたという事実が多く残されているように、日本人も人の心を忘れず、弱い人を助けたというエピソードを仕立て、日本の精神性を表す日本式庭園を謎解きのヒントに、成就はしなかったが、時代を超えて繋がる有朋とユンリンの深い愛、つまり、借りものではない愛情を示した物語だ。
また、観る人によって、様々なメッセージも読み取れる作品でもあると思う。
ところで、有朋といえば、日本人は山縣有朋を思い浮かべる人が多いように思うが、南禅寺界隈の無鄰菴は、日本式庭園で知られた山縣有朋の別荘だったところで、一般公開もされています。
また、その近所には、金地院さんがあって、小堀遠州の鶴亀の庭が素晴らしいので、ぜひ足を運んでください。
もし、日本式庭園に興味があれば、祥伝社の新書「日本の10大庭園」がおすすめです。
長谷川等伯の作品に特徴的な余白が、少し意味が異なるように感じますが、謎解きのヒントに取り上げられたり、好感の持てる作品だと思いました。
日本軍の残虐さ、妹の死の克服、有朋とのラブロマンス、最終的に山下財宝も出てきて、結局すべての話が浅くなってしまった印象です。
トム•リン監督は『九月に降る風』も『百日告別』も素晴らしかったので、こういう大規模映画は向かないのかもと思いました。