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食卓のない家 プロット 日本 11月02日 1985 台灣上映
幸福な囚人 プロット 日本 12月06日 2019 台灣上映
幸福なる種族 プロット イギリス 01月14日 1950 台灣上映
4人の食卓 プロット 韓国 06月05日 2004 台灣上映
未来の食卓 プロット フランス 08月08日 2009 台灣上映
幸福(1981) プロット 日本 10月10日 1981 台灣上映
幸福な食卓評論(9)
家族の崩壊から再生への道と言われてますが、実際には崩壊していないように思えました。心の病を持った父親を常に温かく見つめる兄と佐和子が描かれていたし、母親にしてもちょっと離れて遠くから見つめなおしていただけのこと。言葉や態度には示さないけど、お互いに尊重しあっている家族の絆がスクリーンの裏側に見えるような気がするのです。さらに、見守っている母親、別居という状況ではあっても様子を見に来たり食事を用意してくれたりする。この石田ゆり子はまるで家族の守護神のようでした。
食卓というタイトル通り、数々の料理が映し出されましたが、中でも印象に残るのはソバ炒めの生クリーム和えだったでしょうか。シュークリームも美味しそうに見えるものの、卵の殻入りでは営業停止になりかねません。そのシュークリームを差し入れしてくれた小林ヨシコ(さくら)という女性の存在も、単に兄の片想い相手という立場ではなく、しっかりと外から見守ってくれる家族予備軍のような雰囲気だった。彼女がいなければ家族の歯車に潤滑油を注ぐ者も見当たらないほどキーパーソンとなっていて、ストーリーを輝かせてくれたと思います。
生きていくうえで大切なものは何?と問いかけてくれるような映画でもあり、常に前向きに生きている登場人物たちがみな輝いているようにも感じました。佐和子にとっては辛い出来事もあったけど、しっかりと繋がっている人たちがいる。ぶっきらぼうではあってもしっかり意見して支えてくれる人たちもいる。内側へ内側へと現実から逃避する『僕妹』を観た後だけに、対極的でもあるプラス志向のこの作品に感動しました。
ちなみに切磋琢磨も臥薪嘗胆も書けません・・・勿論大学受験なんて無理です。だけど、教員免許更新制度だけは止めてもらいたい!履歴書に書くんだから!!
cf.『おいしい家族』の台詞と似てる
その成長模様を私は[美しい少女性]と呼びたい。
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〜予てより私は「中学から高校へと成長・変遷する時期の少女達」に対して胸をもがれる様な想いを抱いてきた。
美しく、愉しげで、将来の希望に満ちた彼女達を見て、なぜ真逆とも言える切ない気持ちになるのか ずっと不思議に思っていた。
それはこの「少女期」が、女子から女性へと変遷してゆく人生の中で最も多くの喪失を経てゆく刹那-瞬間-だから〜なのかもしれない。 家庭…、従来集団である学校…、そして幼さ・無垢との永遠の訣別…。〜
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本来エンドロールとなる筈の主題歌シ-クエンスを敢えて本編とした事で その成長主題は最後にもう一度強く再認識されるのだ。 そこに映るのは極めてミニマム・些細だが[普遍的な美しい少女性]だ。
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《DVD観賞》
ラストで、ミスチルのくるみが流れている中、
主人公の北乃きいが河川敷を歩くシーンがよかったです。
家族と少女と青春の物語。
重い要素もあるし、とっつきにくい冒頭シーンなど
人を選ぶのかもしれないが、刺さる人には刺さる作品だと思う。
北乃きいは、まだ拙いものの完璧に役にハマっていて、見事な存在感。
「父さん、父さんを辞めようと思う。」で始まる冒頭。
変化球な話かと思うが、ちょっと真面目に見てみると
たくさんの人の、見えにくいけど深い愛情が琴線に触れるストレートな内容。
家族のために父親を辞める、別居する
というような一見矛盾した選択を何故するのか。
そこに共感できると刺さる。
食卓の形は何かあるごとに変わるけど、
それは彼らが前に進もうと試行錯誤した証であり、
食卓を囲む彼らの気持ちは、前からずっと変わっていない。