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鉄砲犬 プロット 日本 12月24日 1965 台灣上映
続・鉄砲犬 プロット 日本 04月09日 1966 台灣上映
黒砲事件 プロット 中国 10月31日 1987 台灣上映
十字砲火 プロット アメリカ 11月15日 1986 台灣上映
無鉄砲大将 プロット 日本 04月16日 1961 台灣上映
戦艦バウンティ プロット アメリカ 12月22日 1962 台灣上映
砲艦サンパブロ評論(5)
戦争映画でもありません
カタルシスも得られません
見終わった後に広がるのは暗澹たる重い気分です
しかし3時間強もの大作にもかかわらず、短く感じられるほどなのです
間違いなく名作です
マックイーンの演技力はブリッドを上回るものです
正しいことを行うことが幸せな結果にはならない、その虚無感が深い余韻を残します
主人公も、フレンチーも、艦長も、乗組員も、中国人も、宣教師も
それぞれがみんな正しいと信じることをやるのです
それがこのエンディングを迎えるのです
本作製作の時代のベトナム戦争も、湾岸戦争も、対テロ戦争も、イラク戦争も、恐らくこれからもあるであろう戦争もそうなのでしょう
永遠の生命を持つ映画であると思います
この企画は、スペクタクル映画に活路を見出す興行目的が最優先だったと想像します。でも監督がロバート・ワイズの御蔭で社会派映画の佳作になった。
マックイーンとバーゲンが素晴らしい。「荒野の七人」や「大脱走」のアクション映画のマックイーンも颯爽とかっこいいが、男らしさに独特の寂寥感の漂う「シンシナティ・キッド」や「パピヨン」のマックイーンもいい。その中でこの作品のマックイーンが一番役柄にマッチしているのではないか。デビューしたてのバーゲンは、この時二十歳の若さながら、確かな演技力を身に付けています。鼻から顎にかけてのラインが美しい、横顔美女の第一人者。後に監督業も兼ねたリチャード・アッテンボローと日系アメリカ人俳優マコ岩松も存在感ある好演を遺して、大味になりがちな当時のハリウッド映画大作では魅力的な作品だ。歴史の真実より、人間ドラマの価値がある、好きな作品。
1920年代の中国が舞台、列強に蹂躙されていた中国は国民党と共産党が革命の戦いを始めていた。
主人公(スティーブ・マックィーン)はベテランの機関士、配属された砲艦は旧式で、中国でアメリカの覇権を誇示する任務にあたっていた。
主人公の行くところにトラブルが待っているようで、次第に身動きが取れなくなる。
キャンディス・バーゲンとのロマンスはあるが、メインではなく、アメリカ人も中国人もなんだかなぁ、という扱いなので誰が見る映画なんだろう?
スペイン戦争での戦利品だったサンパブロ。機関兵のジェイク・ホールマン(マックィーン)は伝道師たちと知り合う。暴動が起こってからは参戦せずに静観せよとの命令を受ける米軍。
ボクシングでも悲惨な闘いを強いられた仲間の中国人マコだが、共産軍に捕まって痛めつけられている。そこで米軍は彼等に攻撃しようとするが、参戦はまずい。金で解決したいが・・・ホールマンのとった行動はマコを射殺することだった・・・
前半ラストがマコの壮絶なシーンだっただけに、後半が始まるとちょっとセンチメンタリズムが前面に出てしまった感じがした。長い映画なだけに淡々とした部分もあった。実際のオンボロ船を使ってるので迫力はあるけど、なるべく殺さないようにする戦争映画なので描写が難しそうで、窮屈なイメージ。反戦メッセージも感じられるものの、アメリカ人を救うためだけに艦を向かわせるという現代的な問題点にまでは至っていないような・・・それでも、国民党と共産軍との争いに関する記述からはベトナム戦争に対する批判のようなものが感じられる。