スティーブン・スピルバーグによるクリエイター発掘リアリティショー「On the Lot」でファイナリストの5人にまで勝ち抜いたザック・リポフスキー&アダム・B・スタイン監督コンビによる、能力者一家の壮絶な戦いを描いたSF映画。父と2人で暮らす7歳の少女クロエは、外の世界は危険だと教えられ、家の中だけで過ごす寂しい毎日を送っていた。ある日、父が眠っている隙に家を抜け出した彼女は、家の前に停まっているアイスクリームトラックの老人に声を掛けられる。クロエの祖父だというその老人は、実はクロエの母は生きていること、そして自らが持つ不思議な力について話す。外出を父に叱られたクロエは、感情を高ぶらせたことで特殊能力が覚醒。その能力は、人の心を操るという非常に危険なものだった。クロエはそれぞれ異なる能力を持つ祖父や父とともに、監禁されている母の救出に向かう。出演は「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュ、「ヘイトフル・エイト」のブルース・ダーン。ヒューマントラストシネマ渋谷&シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2020」上映作品。
FREAKS フリークス 能力者たち評論(9)
You've got to be a good hider otherwise
the bad guys will find you..... " Sorry. Dad."
父親と娘のクロイ。娘に絶対に外に行ってはいけないという父親。何故か?
Chloe what's your favourite sport?
I've never played a sport. Bang!
You're dead.
このシチュエーションを見ただけでは、1984年のスティーブン・キング原作・ドリュー・バリモア主演映画「Firestarter」の亜流かと思ってしまう。でも違う。
I can only protect you when I'm awake.
能力者の弱点も見えてくる。
それならこの汚いだけの家が舞台のソリッドシチュエーション映画なのか? それも違う。トラックを家の前に横付けしているアイスクリーム売りの爺さん、AKA:Mr. Snowcone はクロイを連れ出そうとする悪者か? そうでもない。
I hate you!
I wish I had a Mom.
終いにはクロイは・・・・・!
I wish you would die.
では、Dadと呼ばれる男の人はクロイの本当の父親か?
見ている者を疑心暗鬼にさせる新しい感覚になる。そしていきなり女性の登場となる。
二転三転するストーリー展開。先が一切読めない。そして物語が進むにつれて全容が明らかになる手法。唯一言えることがあるとするならば、思い込みは’禁物’であるのは間違いがない。Sci-Fi映画にはあまり見られない不思議な家族愛を描いた作品なのかもしれない。誰でも持っている恐怖心と依存心と7歳の女性の自我の目覚め。
Wake up, wake up, wake up!
Come back, come back, come back.
そして映画も幕を降ろそうかというその時に
I don't want to hide anymore.
We can live wherever we want.
And if anyone bothers us,
we know how to make them stop.... Okay.
クロイが一人いただけで、スーパーマンはただの人工衛星になり、スパイダーマンは繭の中に、バットマンは顔を晒してジョーカーになってしまうかも?そしてプロフェッサーXは赤ん坊に帰る。
ある人は、この映画に関して一貫した関連性のないシナリオだと指摘する人や子供が法執行官のように殺人を執り行っているとか否定できない意見も存在する。たしかにクロイを演じたレクシー・コルカーさんの演技がなければ、この映画は撃沈していたかもしれないし、子供に殺人をさせているように匂わす場面があることは、いかがなものかと思うのは当然のことと言えるが、そのところはあまり違和感のない描き方をされていたと思うのだが....
ニューヨークタイムズ「映画の最も効果的なトリックは、クロエの頭の中に私たちすべてをトラップし、子供の目の視点から、理解不能に狂ってしまった世界を提示することである。」
ラストはカタルシス全開放となっています。
死んだと思っていたオカンと少女の共闘、クライマックスはまあまあ能力発揮して盛り上がったが、1本の映画というよりは世界観や設定をプロモーション、プレゼンムービーって感じ。
もっとテンポを上げて連続ドラマの第1話ならアリか。
血の涙が特徴なので、判別方法がブラックライト。
とりあえず目から血が出るとBANなので目に物がよく刺さる。
もう隠れるのはイヤ!
好きな場所に住んで邪魔するやつはやっつける‼
ブルースダーンがおじいちゃん、エミールハーシュがお父さん
起きてる間は時間を止められるので娘の成長だけ遅いって設定がイマイチ活きて無かった。
見入ってしまうね。
シーズン2シーズン3…
と海外ドラマにハマってしまうのよね。
アブノーマルには敵わないと思っているノーマルは権利や色々なものを奪われると恐れるからこんな世界になったのだろう。
マンガみたいに、ヒーローとヴィランの区別などない。
この家族が全力で世界の終わりを願えば、結構な確率で破滅するだろう。
何せ、時間を止める父親、空を飛び衝撃波を出す母親、透明になる祖父、遠距離にいる人間すら遠隔操作する娘と言う構成だ。
2~3分で世界中に核ミサイルが発射されそうである。世界は危険に満ちているのだ(笑)
ミサイルが抑止力と言う反面、逆もあり得る。
単純な超能力アクションかと思いきや、中盤まで地味に隠れているし、能力全開で何とか隠れる事は出来なかったのか?と残念に思う。
もし今後があるなら、オチをどうするか?観てみたい
妻を拉致されたフリークスの父は娘とひっそりと暮らしていた。
ところが幼い娘は好奇心に負け、外に出てしまう。
超能力者は嫌われるだろうなぁ。