「底抜け落下傘部隊」のハル・B・ウォリスが製作指揮にあたり「テキサス決死隊(1949)」のロバート・フェローズが1942年に製作した騎兵隊物でウォーリー・クラインと「盗賊王子」のイーニアス・マッケンジー共同の脚本を「世界を彼の腕に」のラウール・ウォルシュが監督した。撮影監督はバート・グレノン(「赤い灯」)、音楽は「外套と短剣」のマックス・スタイナーである。「すべての旗に背いて」のエロール・フリンと「風と共に去りぬ」のオリヴィア・デ・ハヴィランドが主演し、「怒りの河」のアーサー・ケネディ、「最後の無法者」のジーン・ロックハート、アンソニー・クイン「すべての旗に背いて」などが助演。
壮烈第七騎兵隊評論(1)
陸軍士官学校では実技科目はトップ、学習科目は最低のカスターは南北戦争に駆り出され、目覚ましい活躍で名をとどろかせる。
若くして将軍となったカスターはエリザベス(オリビア・デ・ハビランド)と結婚するが、戦争終結とともに用済みとなってしまう。
次に受けたのは先住民との戦いだったが、スー族の族長(アンソニー・クイン)と知り合い、信頼関係を築く。
ところが政府は鉄道会社と結託し、先住民との条約を反故にしてしまう。
数の上で圧倒的に不利な状況で、カスター将軍は死を覚悟して戦いに挑む。
この時代の西部劇は馬も多く、戦いのシーンは大迫力だ。