「フランケンシュタイン(1931)」の続編で、同じくボリス・カーロフ主演、コリン・クライヴ共演、ジェームズ・ホエール監督で製作されたもの。「幻の合唱」の脚色者ジョン・L.ボルダーストンと「模倣の人生」の脚色者ウィリアム・ハールバットが協力して書き下ろし、ハールバットが脚本を作った。キャメラは「化石人間」のジョン・J・メスコールの担当である。カーロフ、クライヴの他に、「幻の合唱」のヴァレリー・ホブスン、英国から招かれたエルザ・ランチェスター(チャールズ・ロートン夫人) 「魔の家(1932)」のアーネスト・シージガー、「フランケンシュタイン(1931)」のドワイト・フライ、O・P・ヘギー、ユーナ・オコナー等が出演。
フランケンシュタインの花嫁評論(1)
フランケンシュタインのイメージを決定付けた1931年の「フランケンシュタイン」の続編です。リメイクされそうにもなりましたし、ホラーファンの中では何故だか有名な本作。フランケンシュタインの怪物に悲哀を感じるからでしょうか?
思いっきり前作のエンディングの後から始まるストーリーでした。フランケンシュタインの怪物は普通に生きてましたね。で、本作で怪物がカタコトですが、喋れるようになります。お勉強のシーンはなかなかキュートでした。せっかくできた花嫁に拒否される姿が可哀想です。切ね~。
でも、この元となるストーリーが約200年前に18歳のメアリー・シェリーによって書かれてるってのがスゴいですよね。小説は読んだ事がないのですが、花嫁についての言及もあるみたいですし、このフランケンシュタインは1と2で1つの物語になっていると思われます。