ストリート・チルドレンと彼らが慕う露店商の女性の姿を描いた社会派ドラマ。監督はインドネシアの俊英ガリン・ヌグロホで、日本では映画祭で特別上映されている『一切れのパンの愛』(91)『天使への手紙』(93)『そして月も踊る』(95)に続く監督第4作。製作・主演はインドネシアを代表する名女優クリスティン・ハキム(「チャッ・ニャ・ディン」「眠る男」)。脚本はアルマントノとヌグロホ。撮影はヌルヒダヤット。音楽はジャドゥク・フェリアント。編集はセムトット・サヒッド。共演の少年たちは実際にストリート・チルドレンから選ばれた。
枕の上の葉評論(2)
最後が衝撃的で実際にこんな社会があるんだ…とショックを受けた記憶が…
主演の子供の笑顔が忘れられない。
もう二度と観たくないけれど、間違いなく観て良かった映画。
裕福層と貧困層の格差が大きいインドの現実、この映画を観なければ、知らないままだった。
「日本でも格差が広がっている。」とTVやネットニュースで流れているけど、大丈夫なのかな…ストリートチルドレンと迄は行かなくとも、様々な事情から家庭を失ってしまうケースは、世界共通。
こんなに残虐な事件が、今も世界のどこかで起きているのかと思うと、怖いし悲しい。
心臓が弱い方には、お勧めしません。(苦しいシーンの連続です。)
思い出すだけで気分の沈む映画は、後にも先にもこの映画だけ。