白い犬とワルツを
プロット
日本
04月13日 2002 台灣上映
ミーシャ ホロコーストと白い狼
プロット
フランス・ベルギー・ドイツ合作
05月09日 2009 台灣上映
大地と自由
プロット
イギリス・スペイン・ドイツ合作
11月16日 1996 台灣上映
黄色い大地
プロット
中国
07月01日 1986 台灣上映
愛と血の大地
プロット
アメリカ
02月09日 1952 台灣上映
何か面白いことないか
プロット
日本
03月03日 1963 台灣上映
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大地と白い雲評論(7)
内モンゴルの草場で牧羊をする結婚して5年の若い夫婦のすれ違いの話。
家の隣にゲルを建て自分の土地で牧羊をする現代の遊牧民。
頻繁に家を空けて街にでかけてしまう街に住みたい旦那と、街では暮らせないという嫁。
時代の流れですよね。
あらすじに記されている文言で、ある冬の出来事はほぼわかってしまうけれど、旦那が家を空けることに苛立ちをおぽえつつも、なんだかんだラブラブだし、苦難を乗り越えどうなっていくのかということですよね…と思っていたら、すぐ?数日どころか数ヶ月?
嫁が街で暮らせないというのも特に理由がなく、スマホの件をみてもただ保守的なだけ。
考え耽る旦那もそれまでの経緯からその時だけにしか思えない。
そしてそのまま終了ではあまりにも中途半端じゃないですか?
ダメな亭主が見限られただけの話?
まるで合成かの様な美しい景色を背景にしたシーンとか、迫力満点の馬追いとか、ビジュアル的には良かったけれど、ドラマとしては内容の割に間延びしまくりだし締まらないし物足りなさ過ぎた。
単純にに美しい景色がみたいだけならそういう映像作品をみれば良いだけだと思うので、それだけで高評価は出来ません。
緑なす草原は、冬には一面の雪原へと変化する。「馬追い祭り」も映される。
馬を走らせてバイクを追うシーンでは、“馬がバイクに追いつく”という素直な驚きとともに、上空からの撮影に見応えがある。
ライティング(あるいは撮影時刻)には特徴があり、不思議な光に満たされた作品でもある。
しかし内容はというと、同じことの繰り返しが、延々と続くような感じで困惑させられる。
しかも、主人公を間違えているのではないかと思う。夫のチョクトが描かれることが多いが、妻のサロールの視点から描くべきではなかったか。
というのも、チョクトのキャラは単純で一貫しており、説明不要だ。「こんな時代に、自分だけが、草原の真っ只中で羊を追えというのか?」だ。しかも隣との境界は柵で囲われて、本当の“遊牧”すらできない。
しかし一方、サロールがなぜ草原を離れたくないのか、理由が分からず、まさにそのことが、本作のストーリーの弱さに直結している。
同じことの繰り返しを描くなら、その中で少しずつ変化していった、サロールの心の揺れに密着すべきだと思う。
変わりゆくモンゴルの社会を描きたいのだろうが、登場人物を限定してるわりには、底の浅い残念作である。
しかし、近代化と伝統的な生活様式は、しばしばバッティングする。それに対して抗うのか、近代化の波にのっかるのかは、コミュニティの住人たちの間でも対応が別れる。そこに変化の時代特有のドラマが生まれる。
本作の場合は、ある夫婦間でその対応が分かれる。主人公の夫は、よりよい暮らしを求めて遊牧民の暮らしに欠かせない羊を売る。対して妻は、このままの遊牧民の暮らしを望む。
ここでしか見られないような広大な草原の風景は実に美しい。対して近代化の象徴として近隣の都市も登場するが、その風景はよくある地方都市の風景である。近代化は、生活を豊かにし自由にもするが、生活を世界中で画一化する。多様性を尊重するが、その豊かな暮らしを選ばせることによって、伝統文化を失わせることにもつながっている。
チベット自治区を舞台にした『羊飼いと風船』では、男が伝統文化を望み、不本意な妊娠をした女性が近代化を希求する。2つを合わせてみると、伝統と近代化の衝突について、非常に深く広く考えさせられるので合わせて観るといい。
大自然の美しさと迫力、歌声のすばらしさに、とにかく感動する。
ストーリーに気持ちをやってしまうと、ダメ夫にとにかく腹が立ってしまうので、できれば景色だけを見ていたい気持ちだったけれど、たまにポロリとしてしまうから・・・