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05月31日 台灣上映
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恐解釈 桃太郎評論(4)
設定が見た事ないような新感覚ホラー。コメディと言うよりはそちらの表現の方が合っているかなと。日本古来の幽霊も出てきて昔話を現代風にアレンジしたホラー。後半が面白く設定が好きです。
考え方の相違から娘に家出された夫婦が建てた一軒家が火事になり、亡くなって暫く後、修繕して貸家となった家に一人の男が引っ越してきて巻き起こっていくストーリー。
冒頭からそれで血飛沫無し?と期待値ダダ下がり、紹介を良く見ないで観賞したけれど、と設定からしてホラーというよりコメディでは?状態…恐解釈じゃなくて完全に興解釈ですね。
ツッコミどころ満載なコメディ展開ながらキレが悪くて笑えるほどの楽しさはなく中途半端。
花咲か爺さんよりはよっぽど良かったけれど残念だった。
花咲か爺さんよりかは観れるかなと思い鑑賞。週明けという事でもう動員数は雀の涙ほど…。
思ってたものとは違う方向で進んでいきましたが、桃太郎はあまり関係ない事を除けば無難に仕上がっていたかなと思いました。
予告をそこまで見かけなかったので、家族ものだと思っていたんですが、鬼の末裔が殺人鬼で、両親と娘がいて、娘が魔法少女(?)というポジションで、なんなら両親はそそくさと火事で死んで、死後の世界から殺人鬼を眺めるというスタイルだったのが意外でした。
テンポよく殺人鬼が殺していくのかと思いきや、一般人の被害者は2人だけであとは両親が巻き込まれるだけなので、R指定のグロさはバラバラ死体ぐらいだったなーと思いました。
監督の性癖はもろに出ていて、特に誘われた女性が失禁した尿を掬って舐めたりするシーンはもろそれだなと思いました。別に尿を舐めることが必須なシーンでもないので、監督のお好みのシーンだったんだなと思いました。なんとも言えない気持ちになりました。
あとブリーフでのダンスシーンは意味不明でした。きっと監督も演者も観客も全員頭にハテナ浮かべてたと思います。
殺人をしまくってる鬼がなんやかんやあって両親も見えるようになったのでとりあえずバラす感覚で殺したのは謎でしたが、娘の復讐心を煽るには十分だったなと思いました。
お菊にメリーさんにコックリさん、全員が特殊な能力を使うとかそういうのではなく、物理で真っ向勝負していくのが面白かったです。タンスの中に引き摺り込んだり、皿を使ってメッタメタにしたり、体を操って三半規管を崩壊させたり、もはや遊んでいるような感じで楽しんでいたので、観ている分にも優しい表情で見守ることができるようになっていました。
鬼を始末したあとは日常に戻ったかと思いきや、なぜかツボを持って帰ってきてしまい、そこから鬼の手がにょーんと現れたところで終了するので、放りっぱエンドっちゃ放りっぱエンドになっていたなと思いました。
ただ色々あった75分くらいの内容が全部ぶっ飛ぶくらいにはエンドロールの文字が小さかったです。視力検査してんのかいってくらい小さくて、少ない観客のはずなのにザワザワが起こっていました。編集の段階でこれ小さくね?って気づかなかったのかな?ってレベルの小ささでした。全人類に体験して欲しいです。
恐解釈シリーズ、なぜか2ヶ月連続で上映しましたが、果たして成功しているのか、そして3作目は決まっているのか、そういうところに注目していこうかなと思いました。B級映画玄人向けの作品であることは確かです。
鑑賞日 12/11
鑑賞時間 18:05〜19:25
座席 G-12
それはともかく、公開時期的に「花咲か爺」の二番煎じ感を否めないのと、桃太郎役が薄すぎてバランスが悪いのが残念。