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座頭市血笑旅 プロット 日本 10月17日 1964 台灣上映
座頭市牢破り プロット 日本 08月12日 1967 台灣上映
座頭市関所破り プロット 日本 12月30日 1964 台灣上映
座頭市二段斬り プロット 日本 04月03日 1965 台灣上映
座頭市逆手斬り プロット 日本 09月18日 1965 台灣上映
新座頭市物語 笠間の血祭り プロット 日本 04月21日 1973 台灣上映
座頭市血煙り街道評論(1)
何と言っても、見せ場はラストの近衛十四郎との対決。
殺陣と思えないほどの真剣勝負。
いやマジで、段取りを1つ間違えれば大事故もありえますよこれは。
両者とも腰が入っており、かつ、とても近い距離で、かつ、動きもある。
カメラワークも素晴らしい。
迫力のある殺陣でした。
しかもそれだけではなく、その戦いのラストが最高。
刀は武士の魂。
子連れ狼なんかでは、若山富三郎なんかがよく刀を投げて相手を倒しますが、実はこれは武士道では邪道。
市は、武士ではないのですが、刀を投げることはありませんでした。
圧倒的な強さであるが故に、刀を投げるまでもなく相手を倒していたからだとも言えます。
しかし、本作のラストで、遂に市は刀(武士の魂)を投げます。
そして「武士道とは死ぬことと見つけたり」という言葉を体現します。
それを見た近衛十四郎演じる赤塚多十郎(敵役)は、その市の態度を見て一言。
「わしの負けだ。市。」
と言い残して去っていきます。
2人の武士が目と目で分かり合う。とは言え、座頭市は目が見えない。でも分かり合うんだよ。心と心で分かり合うとはこのことか。この演出を入れてきて、かつ、画にしてしまう凄さ。
その芝居を完璧に演じきる勝新太郎と近衛十四郎。
うーん。
さすが三隅監督。
わかってるねぇ。。。泣
待ってました!の三隅研次版の座頭市でした。