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恐怖省 プロット アメリカ 01月23日 1988 台灣上映
舞台女優 プロット 中国 11月15日 1988 台灣上映
恐怖学園 プロット 日本 09月29日 2001 台灣上映
暗黒の恐怖 プロット アメリカ 08月28日 1951 台灣上映
影なき恐怖 プロット アメリカ 05月10日 1957 台灣上映
蝿男の恐怖 プロット 1958年製作 01月01日 1900 台灣上映
舞台恐怖症評論(3)
なかなかの名シーン
マレーネ・ディートリヒとジェーン・ワイマン
どちらもヒッチコックが好きそうな女優
前者はクールビューティそのもの
後者は初々しく処女性が輝いている
足して2で割った女性がヒッチコックの理想なのだろう
二人の女性の対比は、ジョナサンとスミスの対比に相似形として展開される
ユーモアもしっかり挟んで英国での撮影を楽しんでいるのが伝わってくる
そのユーモアは配役に及んでおり、シャーロットのメイドのネリイーやガーデンパーティの射的の屋台のおばさんなどオーバー気味な役作りで出演させています
マレーネ・ディートリヒの舞台シーンはさすがだが、それよりも楽屋などでの高慢で高飛車な女性そのもので素でもこうだったのではと思わせるほど
終盤のカメラを見上げるアップの独白は圧巻
印象にいつまでも残るシーンだ
イブのお父さんが素晴らしい名演技をみせる
アラステア・シムと言う役者だそうだが
彼の存在で本作は随分引き締まり助かっている
展開に やや、問題があるが 楽しめた
女優として、イヴ(ワイマン)は 駆け出しであるが、
シャーロット(ディートリッヒ)は 玄人そのもの
イヴは感情的に混乱する上に、
嘘の数では シャーロットを かなり上回る
(目くらましの役でもある)
ディートリッヒ、この時 49才
活躍の場を 映画から舞台(ショー)に移し、
歌に重点を 置き始めた頃
美脚も健在!
喪服の仮縫い(ウィンクして オバサン達を懐柔)から、黒のネグリジェに着替え、美しい横顔を見せつけながら 刑事に応対する 一連の動き!
(彼女の衣裳だけ ディオール… )
(咳 ひとつで、質問を終わらせる… )
女優の仕事が 嘘つきで、騙しのプロであることも
実感させられる
ジョナサンだけでなく、イヴに心を寄せる スミス刑事でさえ、シャーロットを「劇的なタイプ」と言い、
イヴは「女優に見えない」などと のたまうのである
物語的には イヴ(または ドリス)の
「一世一代の大芝居」での解決であるが、
映像的には ディートリッヒの存在感が
圧倒的であった
照明、カメラの腕のふるい甲斐のある女優なんだろうな… と思いながら観ていたが、スタンバーグから
光と影の使い方、アングル、など学習しちゃった彼女が 色々、注文つけたらしい… (ヒッチコック黙認)
ワイマン、コメディエンヌ振りも発揮してるが、
大御所の本領発揮、やりにくかったかも…
なお、嫌味な付き人 ネイリーを ケイ・ウォルシュが
演じており… やっぱり騙された…
(本当は 美女なんです… )